皆さん食事の支度をする際に使う食材の安全性って考えていますか?
実は皆さんのよく行くスーパーの食材、危険性が高いってご存知でしょうか。
野菜を作るのに農薬を使っていることは皆さんご存知だと思います。
虫がつかないように殺虫効果のある農薬を野菜や果物に散布するんですね。
虫が死んでしまう薬。人間に対して無害であるわけがないです。
残留農薬の多い食材
少し前の調査になりますが、2016年にアメリカの環境保護団体EWG(Environmental Working Group)が調査した残留農薬の多い食材がこちら
- いちご
- リンゴ
- ネクタリン
- もも
- セロリ
セロリやももなどの収穫するまでに時間のかかる食材は、その成長速度を早めたり、その長い栽培期間に虫に食われないように農薬を使用します。
栽培中に消毒をされるリンゴなども残留農薬が高いのですが、その中でも危険度が高いのがいちご。
いちごを育てるのに50回~60回ほども農薬を使用します。
いちごの残留農薬率が高いと言うのは有名な話ですが、本来のいちごの旬の時期である4月~6月ではない12月のクリスマスシーズンなどにいちごが大量に必要になり、ビニールハウスで無理やり栽培することで、農薬を多く使う必要が出てきました。
冬の時期の温かいビニールハウスは害虫の生息しやすい環境だったんです。
その害虫を殺すために農薬が必要になり、いちごの栽培では農薬を散布する回数がとても増えました。
農薬の危険性
栽培時点で農薬を使うことは仕方が無いかもしれない。でも私達が口に入れる頃には農薬なんて無くなっているんでしょ?
いいえ、しっかり残っています。
確かにごく少量にはなっており、大人の人が摂取したところでほとんど人体に影響は無いでしょう。
すぐに食中毒になったりしたら、その食材を販売したスーパーも製造元もすぐに訴えられてしまいます。
人間に対して影響が出るのは、そういう農薬が含まれた食材を何年も摂取し続けた場合。
しかしここで注意が必要なのですが、大人は「何年も」ですが、赤ちゃんなど乳幼児の場合はもっと早く影響が出ます。
農薬の中には母体の中の胎児に悪影響を与えるリスクが高いものや、人間の脳や神経へ影響を与える物があります。
具体的には
- 発がん性:農薬が体内に入ると、体の中で作られる農薬代謝物ががんを作ると言われています。
- 急性中毒:農薬を直接飲むと中毒死することから自殺に使われることもあります。
- 慢性中毒:農薬摂取による中毒症状(めまい・吐き気・頭痛・倦怠感)重度になると痙攣・肝腎障害なども発症します。
- 遺伝毒:遺伝子に農薬が残され、子供に症状が現れます。
- 催奇形性:母体の中にいる胎児に影響し、胎児が奇形児になります。
など様々です。
そんな農薬が残っている食材を果たしてスーパーでは売っているのでしょうか。
スーパーでの問題は数年後の農薬被害よりも虫食い
スーパーでは野菜を仕入れて売っています。
その差分が利益になります。
なので、もちろん仕入れ値が安い物が好まれます。
一般的なお客さんは虫食いで穴が空いているキャベツよりも虫食いや汚れが一切無いキャベツが好まれます。
もし購入した野菜を切ってみたら中から虫が出てきたらクレームです。そのクレームにより、お店の評判が下がったり、値段を下げなくてはならなくなります。
そうすると、「安い」「見た目が良い」「中に虫がいない」果物や野菜をスーパーは好むようになります。
折れ曲がった人参や、虫食いのある白菜は敬遠されるんです。
どうすればそんな果物や野菜を生産者は作ることが出来るか。
そう、農薬を使うんです。
人の手で一つ一つの野菜から虫を取るのは非常に時間も手間もかかります。
農薬なら散布すれば虫が死にます。手間も時間もそんなにかかりません。
もちろんスーパーにも農薬の基準があり、その基準値は国と同じ。つまり、その基準内であれば残留していてOKなんです。
むしろスーパーでは「見えないところに虫が入っているかもしれない」と理由からか、自然栽培などの有機農法で栽培された野菜は、受け入れることもしません。
なのでスーパーでは、「農薬を使っていても安くてキレイな果物や野菜」を仕入れます。
残留農薬は厳しい基準値以下
「基準内なら残留していてOK」と厳し目で書きましたが、考えて見れば当たり前ですよねw
国の基準ってどの程度厳しいのか。
平成28年度の厚生労働省での調査では、調査対象の食品群から29の農薬が検出されたとの報告がありました。
ただし、全てにおいて「国民が一生涯に渡って毎日摂取したとしても健康に影響を生じる恐れはない」と言う量です。
私達は毎日農薬を食べている
私達は毎日農薬を食べています。
スーパーの野菜や果物は必ず農薬がついています。
しかし、その量はごく微量です。
農薬は水に溶けやすいので、使う前にちゃんと洗えば落ちます。
表面にしかついていない場合もあり、皮を剥けば取れます。
お酢や塩水につけることで落とす方法もあります。
つまりはほとんど気にしなくても大丈夫ではあるのです。
ただし
国の基準値を決める条件は成人の平均体重が使われています。なので子供の大きさは基準になっていません。
母体の中の胎児などへの影響は考えられていません。
食べ物によって残留農薬の基準値が異なります。毎日食べる傾向が強いものは基準が厳しく、あまり食べない傾向のものは基準が厳しくないです。
あなたの家は一般家庭では毎日食べないようなものを毎日食べていませんか?
本当に安心出来る果物・野菜の入手方法
現在様々な農家さんが個人の方と定期契約を結ばれています。
そこまでしたくないという方は、有機農法で栽培された有機野菜や、完全無農薬農法で栽培された無農薬野菜を自宅まで配送してくれる野菜宅配サービスを利用される方が多いです。
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野菜宅配を利用するメリット
本当に安心で美味しい野菜を手に入れるには、農家の方がやっているサイトから直接購入するか、オイシックスやビオ・マルシェなどの野菜宅配サービスを利用する必要があります。
有機野菜はスーパーには売ってないんですね。
ただ、使っている農薬が少なく(無く)安全度が高いので下記の注意点があります。
- 形がキレイじゃない
- 土がついている事がある
- 虫食いがあることがある
小さいお子さんに野菜を食べさせるのは大変ですが、オイシックスやビオ・マルシェの野菜だと、「自分から進んで生で野菜と食べた」という口コミもあるほど本当に美味しい野菜です。
色々なメリットがある野菜宅配ですが、本当に大事なメリットは「安心安全な食材を子供に食べさせられる」ではないでしょうか。
10年後、20年後に元気でいてほしい大事な人だから。
今、そばにいるあなたが出来ることをやってあげましょう。